ひと息の森


いのちの湧き水【大麻山に登ってきた】

こんこんと湧き出す
澄み切った純粋なもの
自他を潤すエネルギー

あの日いただいた山の湧き水の恵みのように
じふんの内側からあふれて満ちてこぼれた喜びで
ひとを世界を潤してみたい
じふんのいのちの喜びがこんこんと
湧き出す場所はどこにあるのだろう

 よう来たねぇ。ひと息の森へようこそ。
 今回は徳島県鳴門市の大麻山に登ってきた時の話をするで。
 ゆっくりくつろいでいってよ。🤗

大麻比古神社での初詣

こないだ年が明けたばっかりみたいなに、はやもう3月やねぇ。このブログも更新したいと思いつつ2ヶ月が経っちょりました。これからはもうちっとアップテンポで出してくつもりやきまた来てね。

 みんなぁは今年の初詣は行った?
 わし、神社だいすき!
 なんとなく神社に行ったらスゥーッとして清々しい気分になる。あの感じがすきながよ。
 元旦は徳島県内でも大きめの神社である、大麻比古神社へお詣りしてきました。そしてタイトルにもあるように、神社の奥にそびえちゅう大麻山へ登ってきました!本題に入る前に、楽しかった初詣の雰囲気を写真と共にお届け。

大麻比古神社に向かう道中で📸。ウユニ塩湖みたいな収穫後のレンコン畑。鳴門は美味しいレンコンがようけとれる。
大麻比古神社は大きい。鳥居も大きい。初詣には参拝者が大勢来ちょった。長〜〜い参道には両脇に大きな木が立ち並ぶ。
境内には写真に収まりきらないくらいの大きなクスノキ。
わし、大きい木ぃだいすき!
これは去年2023年8月に行っちょった時の写真📸。ブレちゅう。撮るがぁ上手うなりたい。
大麻比古神社はすごい。県内最大級の参拝者が訪れるだけあって、お賽銭箱が初詣用にこじゃんと横にながーーーーーいがが用意されちょった。おかげで待ち列もスムーズに進んだし、自分の番が来た時ゆったり手を合わせれた。
待ちゆう間にふっと狛犬さんと目が合うた。拝殿でのお詣りが終わってから狛犬さんにも手を合わせた。「2024年、楽しもうぜぃ😎✨」と言うてくれた気がした。

山へのいざない

ご覧いただいた画像の通り、大楠、拝殿、狛犬さんらへ手を合わせたら、神社の奥っ側へ進みました。大きい神社って、メインのところ以外にも参拝する箇所がようけあって、アトラクションが大集合しちゅう遊園地みたいでなんだか楽しい気分になります。とはいえ全部にお参りしようとすると誰が誰だか何が何だかわからんなりますき、じぶんはその日の感覚でピンと来たところに挨拶させてもらうことが多いです。 
 本殿のちょうど真裏あたりに山の神様が祀られちゅうところがありました。この日大麻比古神社へ訪れたがは3回目で、前来た時に登山ルートの存在を知ってからずぅっと登ってみたいと思い続けちょりました。この日も「登れれたら、登っちゃいたいなぁ」と思いもって家を出発して来ちょりました。とはいえ、じぶんは登山経験というもんが少ない素人。

 空気が美味しいろうなぁ!
 体力がもつろうか…
 木々に囲まれて癒されるろうなぁ〜!
 帰りまた自転車漕がんといかんし…
 山の上から見る景色えいろうなぁ〜!
 ひとりやし遭難したら…

いろんな考えが渦巻く心境の中で、山の神様にペコッとお辞儀して手を合わせました。山に登りたい思いがある旨を伝え終わるか終わらんかの勢いで、陽気に「おいでよ!」と言うてくれた気がしました。山の神様。

 あ、大丈夫ですか?さっきから狛犬がああ言ったとか山の神様がこう言ったとか、もしかしたらこんな話は普段馴染みがない方ももしかしたらこのブログを読んでくれゆうかもしれませんが。。じぶんはですね、特にめちゃくちゃ霊感があって何かが見えたり聞こえたりってことは今のところないがですけど、ただ「なんとなく、こんな感じ」を感じているひと。そしてそれを楽しんでいるひとです。ただそれだけです。これがめちゃ楽しいんでどんどん話しちゃいます。これからもこういう話は多分めちゃくちゃします!
 さて、話の続きに戻るね。

「おいでよ!」
 ニッコニコで「楽しいよ!」って感じで山の神様さそってくれたんです。その軽快な勢いにつられて、心の中ですぐ返してました。
 「行く!」

スゥーッと風が吹き抜ける爽やかな山の道

大麻山の登山道は山頂まで2kmの道のりにずぅっと石の階段が整備されちゅう。こんな長いもんよう作ってくれたなぁ。すごいなぁ。
こちらの写真は登り始めて間もない地点。比較的若く瑞々しい雰囲気の木々が並ぶ。奥に行けば行くほど貫禄のある大きな木たちに会える。

 ずぅっと山登りたかった念願叶ったうれしさもあってウッキウキで登り始めました。登山道には入り口に鳥居があって、2km先の頂上にある奥宮峯神社へ向かって「よっしゃ行くぞ!」と気合いが入ります。
 上の写真にあるように、峯神社まで整備された石の階段の表参道コースと、時折二手に分かれちゅうもう片方の山の道の裏参道?コースとがあるみたいです。

 この日の1ヶ月前に当たる2023年12月に「大地の再生講座」というものに参加してきちょりまして、そこでは水の流れ、空気の流れの大切さを学んできました。(その時の体験についても話したいことがこじゃんとあるきまたブログに書くきね!)
 水や空気が上手く流れることで
 大地が呼吸できて、元気になる。
 そこに生える植物も、元気になる。
 動物やわれわれ人間がその恵みをいただいて、みんなが元気になる。
 その美しい循環の大切さや、循環を守る術を、体ぜんぶ存在ぜんぶで体験してきた感動は今日もじぶんの中心で響き続きゆう。

 大麻山に登って自然に囲まれたこの日も、大地の再生講座での体験をお供に歩みを進めよりました。
 地形に沿ってグネグネと続く石の階段の脇の土を見て「あ、ここに水の流れたような跡がある」と気づいたり、スゥーーッ…、サァ〜〜…と、身に当たる風の心地良さを感じたりして、「あぁこの山はめちゃくちゃ居心地がいい。きっと水と風がうまいこと循環しゆがやないろうか。ふもとの大麻比古神社に大きい木がようけあったがも頷ける。」そんな風な考察を浮かべもって、大麻山の心地の良い生命力あふれる偉大なエネルギーに包まれて登り続けて行きました。

真名井の水

 「山楽しい!」「大麻山さいこう!」念願の山登りを堪能できてテンションあがりながらも、しっかり目の運動量の登山ルートで息もあがりつつありました。2kmの道のりの半分を過ぎた頃やったと思います(記憶が曖昧で不確かですけんど)、道が分かれて、「真名井の水」を指す目印がありました。事前にGoogleマップで得ていた情報で「とてもおいしい湧き水をいただける」スポットだと知っていて、行きたい!と思うちょったき迷わず真名井の水ルートを進んで行きました。
 向かう途中で、おそらく頂上からか元気いっぱいなこどもの声で「ヤッホー!」と聞こえてきました。その後に続いておにいちゃんらしき声の「ヤッホー!」とおとうさんらしき「ヤッホー」が聞こえてきて、とてもほっこりとした気持ちになりました。元旦ということもあってじぶんと同じく登山に来ちゅう人ら十数人とすれ違うての登り下りでした。何人かの方とは挨拶を交わすだけやのうて少しお喋りもできてすごく楽しかったです。あぁ、また山登りたいなぁ。

 親子(たぶん)のヤッホーを聞いたりして歩き続けてたどり着きました、真名井の水。
 シンとしていて静やけんど緊張というよりは落ち着ける場所という感じがしました。さっそく、湧き水をいただくことにしました。しめ縄が飾られちゅう小さいお社の御扉を開くと湧き水が流れゆうがが見えました。ちょろちょろと少しずつそして絶え間なく流れ出てくる山からの贈り物を、疲れで少しフラフラする手で真剣にペットボトルを構えて受け止めていきました。満杯になると、御扉を閉めてお礼をして、すぐそばの丸太のベンチに腰掛けて休ませてもらうことにしました。

 ふーっとひと息ついて、水をひと口。透き通った水がスーッと口の中に入ってきて喉を通り体の内側に沁み入って体の隅々指の先まで広がっていきました。
 あまりにもクリアで、なんの引っ掛かりもなかったがです。淀みなく、何のためらいもなく一瞬で、水はじぶんの全てに対して潤いを届けてくれました。

 この時の水の感動は、今思い出してまた感涙しゆくらいです。この時の水が教えてくれたことが、このブログで一番伝えたいことながよ。今から言うで。

 この湧き水みたいに、ひとの深いところから溢れ出してくる純粋な思いゆうがも、迷いなくどこまでも沁み渡って、どこまでも広がっていくもんながやないろうかと思うたがよ。
 ピュアな、澄み切った、根底から湧き出し続ける思い。
 それがあれば、きっとどこへでも行ける。
 それはきっといのちの喜びに満ちたもの。
 それはきっと愛そのもの。

 あの日、大麻山がくれた水は、わしの体を通してそれを教えてくれた。ありがとう。ありがとう。

 山形の大地の再生講座では、ホストの大谷ゆみこさんが「大地や自然とひとの体は相似したもの」といった旨のことをお話しされていて、それが胸に残っちょりました。「ひとも自然そのもの。」そして考えたがです、「ひとも大地や山のようであるなら、湧き水が湧く場所があるはず。」「じぶんのいのちが、喜びが、愛が、こんこんと湧き出すような場所はどこだろう─…」
 真名井の水をいただいて浮かんだこの問いには、すぐには答えが返ってはこんかった。けんどこの日から今日まで、ふとした時にこの問いがフッと再浮上してきてじぶんの内側の湧き水について思いめぐらせゆうがです。

 それはあまりにも純粋だから、透明な水のように、ハッキリと形を見たり掴むことは難しいものながかもしれません。

 山登りを続けて火照っていた体をあっという間にクールダウンして癒してくれた湧き水。小さな勢いで湧く水は、偉大なエネルギーをもっちょった。その湧き水を提供してくれた小さなお社は、強大な輝かしさを放っちょった。

 きっとみんなぁひとりひとりの内側に小さくて最強に大きなエネルギーがある。
 どこにあるだろう。いのちが、喜びが、愛が、いちばん澄んだ思いがあふれ出すところ。

おりてきたブログタイトル

山道の裏参道を進むと頂上手前でこの大杉と出会えた。2本の杉が寄り添ってひとつになっている。頂上付近は他にも大きな木がようけあった。石階段の表参道のみを通るとこの大杉には出会えんきぜひ行き帰りのどちらかでも頂上に繋がる裏参道ルートをオススメしたい。

 写真の木すごいろう!
 2kmの道のり(初心者でも登れた、けど割とガッツリボリューミー)を歩み続けていよいよ山頂の気配が近づいてきました。ここまでくると足も疲れてフワフワしてきて、こまめに立ち止まって休憩しもって進みます。この時、さっき汲んできた水と、そして行く道にあるたくさんの大きな木たちにずいぶん癒され励まされました。
 木の幹にそっと触れたり、頬を寄せたり、ハグしたりしていると、ここでも自然の大きな包容力と愛を感じました。じぶんの存在がまるごとスッポリ受け入れられた心地良い空気の中で、深く広く、息を吸って吐くことができました。
 大きな安心感、じぶんがここにいていいという感覚、いのちが喜び合っている空間。それはまさに、じぶんがつくっていきたいと願う世界のイメージにピッタリやったがです。実はブログをやりたいアイデアは一年以上前からあって、その主題のイメージとして「ホッと安心できる、ひと休みできるような、心地良い森のような場所」がありました。まさにそれそのもののような空間の中で歩き続けながら、優しい大きな木たちのそばでひと息ついて休んでは進み、またひと息ついては歩き、を繰り返して「そうそう、まさにこんな、ホッとひと息つける森のような場所をつくりたいがよ。」「ずっと思いつかんかったブログのタイトル ひと息の森 でえいかもしれん。」「そうだ、それにしよう!」とじぶんの中でめっちゃくちゃ盛り上がって、そしてその場ですぐにスマホを取り出して個人ブログを始めるためのサーバー?の申し込み完了をしました(←未だよくわかってない)。めちゃくちゃ勢いです!笑。この元旦は天赦日という珍しい吉日だったこともあって「もう今日始めちゃいたい!」という勢いで投稿したのが前回のブログです。

 操作自体に慣れてなかったり知らんことわからんことあり過ぎてだいぶまごついちょりますが、ずっと書きたかった大麻山に登った時の話を書けて楽しかったです!ここまで読んでくれてありがとう。

おまけ

 山の中でサーバー申し込みを完了させたすぐ後に写真の大杉に出会いました。そしてまもなく山頂の峰神社にたどり着きました。裏参道から行って表参道から帰ったき、気づいたら神社に入っちょって、出ていく時だけ鳥居をくぐるゆう形になって、それがなんか新鮮で面白かったです。帰りの下山は登りに比べてスムーズで余裕がありました。楽しかったな〜。

 頂上の峰神社で手を合わせた時、こんな風に言うてもらえた気がします。
 「またおいでよ」
 だから心の中で答えました。
 「行くー!」


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